すっかり「高級肉やカニなどの返礼品をもらえる仕組み」というイメージが定着しているふるさと納税。しかし、応援したい自治体を自分で選ぶことで、寄付金の使い道を指定できるという側面もあります。
「選択肢が多すぎて返礼品を選ぶのがしんどい」「毎年同じようなものを選んでしまうけど、もうお肉もカニも見たくない……」という方!今年からは返礼品ではなく、「用途」で寄付先を選んでみませんか?
コロナ禍によって、想像を絶する不況に見舞われた2020年以降。経済的に困窮する家庭が激増している今、国内でも食べるものに困る「飢え」の問題に直面している子どもたちが少なくないことをご存知でしょうか。
「ひふみ投信」を運営するレオス・キャピタルワークスの代表取締役社長 藤野英人さんも、自身のFacebookページで子どもたちを取り巻く厳しい現状を指摘し、直接的に食糧支援をおこなう必要性を主張しています。
『私達がどういう手を差し伸べるか自分ごととして動けるかどうかですね。余裕がある人は少しでもなにか動くべきときが来るようです』と語る藤野さんの投稿には、3000以上の「いいね!」が集まりました。
「自分も何か支援したい……!でも、どこに寄付すればいいの?」
そんな方に知ってほしいのが、経済的に困窮する子育て世帯に食品を配送する「こども宅食」への、ふるさと納税を通した寄付。2020年11月7日の「中居正広のニュースな会」で紹介され、Twitterでも話題になるなど、社会貢献できる寄付先として注目を集めています。
こども宅食はただ食品を送るだけでなく、配送を通して子育て世帯との関係性を築き、必要があれば適切な支援に繋ぐ「アウトリーチ(出前型)」の支援。あなたのふるさと納税がきっかけとなり、ひとりの子どもを救えるかもしれません。
近年着実に拡がりつつある、こども宅食の支援の輪。社会課題解決への関心が高い多くの著名人が、SNSなどでこども宅食への寄付を報告しています。
累計400万部を売り上げた自己啓発小説のベストセラー「夢をかなえるゾウ」(文響社)シリーズの著者 水野敬也さん。
「本当に大切なものは目に見えないんだよ」――星の王子さまの有名な台詞です。
では、最も見えずらく、最も大切なものは何か?
それは「未来」であり、人間の未来は、今、大人たちが「こども」とどう関わるかで決まると思います。
「こども宅食」をよろしくお願いします。https://t.co/WNNvObRpsz— 水野敬也(夢をかなえるゾウ0(ゼロ)5月19日発売です) (@mizunokeiya) October 23, 2020
「こども宅食」始まりの地、佐賀県の取り組みをぜひ応援しましょう!10月30日までに目標半分の1500万円を目指しています。https://t.co/WNNvObRpsz
ちなみに、僕が「こども宅食」を激押しする理由のすべてはこの動画に詰まっています。フローレンスの駒崎さんとの対談です。https://t.co/FXxufIgq3C
— 水野敬也(夢をかなえるゾウ0(ゼロ)5月19日発売です) (@mizunokeiya) October 19, 2020
ワクチンや感染症に詳しく、専門的な内容を分かりやすい情報にして発信することに定評のある「ナビタスクリニック」理事長・内科医師の久住英二先生。
追い詰められるその前に。命をつなぐ「こども宅食」で親子の笑顔を守りたい https://t.co/1HNEzGuRtz
官でなくとも公は作れる!
こども宅食を応援していますふるさと納税の一部を、是非こちらにお願いします
— 久住英二(くすみえいじ) (@KusumiEiji) November 10, 2020
利用者数1000万人突破の「お金の見える化」家計簿アプリで知られる、マネーフォワード代表取締役社長 CEOの辻庸介さん。
「よくぞ聞いてくれました!オススメNPOは僕らです!」と。これぞまさに灯台下暗し。
経済的に困窮する家庭に子供宅食を推進しています。佐賀県とありますが全国での取り組みですしふるさと納税も使えます。同じように探されている方もいらっしゃるのではと思いシェア。https://t.co/5ax9Gvf6Ra…— 辻庸介/Yosuke Tsuji@マネーフォワードCEO (@Yosuke0630) November 26, 2020
Twitterのフォロワー数122.9万人、日本有数のインフルエンサーであるTestosterone(テストステロン)さんも、こども宅食応援団代表理事の駒崎と対談し、こども宅食を”「機会の平等」や「格差の是正」における最前線”と評しています。
その他にも、多くの方がこども宅食を応援するツイートを投稿しています。
ふるさと納税 慈善活動への募金のような枠もあって 「こども宅食」という経済的に厳しい子育て世代支援活動のと 子どもの貧困支援のプロジェクトのやつにそれぞれ支援を入れた まあでも結局普通に税金からっても社会の役に立つ使われ方するんだろうけどね
— いしいたける (@ishiitakeru) November 25, 2020
子供の貧困問題の話に何故か関心があり、いつか役立てることないかなとは思っている。
去年はふるさと納税の半端額をこども宅食に寄付しました。
未来ある学生がお腹空いて頑張れないとか、悲しい。
— 30代3人家族@湘南暮らし (@NxaVeBYSMhf7jPZ) November 25, 2020
今年のふるさと納税はこども宅食にする!
子供の自殺率が高まるのは心が痛む。。 https://t.co/BjEATmfmvv— T. Yano (@tatsu8no) November 27, 2020
今年も子ども宅食にふるさと納税しよー
— ぽっけ (@DisorderDeficit) November 25, 2020
ふるさと納税で応援した。
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親子のSOSが見落とされない社会をつくる。命をつなぐ「こども宅食」を全国に広げたい https://t.co/VkoetaQprm— かんちくいずみ (@kanchiku) November 21, 2020
ふるさと納税する時って私はどうしても「どこに寄付すれば自分がお得か」と考えてしまいがちです。
でも、一部だけでも純粋な寄付として困っている人に届くように使ってみようかな。
今年の枠はもう無いので、来年は寄付先検討します。 https://t.co/CQSUAf5KBR— すう@パパ育休×経理 (@papafrom2020) December 9, 2020
面白い記事だった。「こども宅食」はふるさと納税が余って何しようか悩んだ時はやるようにしてる。今年やったら3年目。お金に余裕ある人はやってみるといいんじゃないかな、案外良いことやった感が湧いて誇らしい気持ちになれるよ。TL見てると婚活男子は裕福そうな人多いから賛同してくれるよね!? https://t.co/8gX69jg72o
— Dai✴︎婚活していた人 (@mrrg_2020) December 9, 2020
ふるさと納税でどこに寄付をしたらいいかなぁ…とつぶやいていたら複数名からこちらをご紹介いただいたので少額ですが寄付を。他に子供の進学や勉学について寄付を募っているところがあれば教えていただきたいですー。https://t.co/rHhnc4ajNI
— 教皇ノースライム (@noooooooorth) December 10, 2020
こども宅食にふるさと納税した経緯を漫画日記にした方も。周囲の人の投稿でその存在を知り、初めてのふるさと納税の寄付先としてこども宅食を選んだとのこと。
日記「ふるさと納税した」 pic.twitter.com/75klvxny5H
— 服 部 三 木 (@8tori3key) November 26, 2020
各界の著名人の方からも、こんな応援コメントが寄せられています。
作家 水野敬也さん
「こども宅食」は本当に素晴らしい。すべての子どもたちが安心して暮らせる社会を本気で、全力で考えた結果生まれた事業だと思います。そして、社会のか弱き存在を支えることは私たち自身を支えることでもあります。人がどんな状況に陥っても尊重され安心して暮らせる社会の実現。「こども宅食」に大きな可能性を感じます。
エッセイスト 小島慶子さん
「こども宅食」を応援します。届くのは食べ物だけではなく、社会とのつながり。誰でも助けが必要なときがあります。困っているあなたをひとりにしないよと伝えることが、支えになります。大人にも子どもにも、ウェルカムを。
ベンチャーキャピタリスト 佐俣アンリさん
「こども宅食」は、インターフェイスは「食品のお届け」なんだけど、実は各家庭で困っていることはないか、リスクがないか?モニタリングのツールになっているっていう仕掛けが、すごいなと思います。待ってないで、こちらから行く。福祉業界のパラダイムシフトですね。
むすびえ 湯浅誠さん
個々の家庭に訪問する「こども宅食」と、集いの場をつくる「こども食堂」は、両方あって初めてすべての子や家庭をカバーし、こぼれにくい地域と社会をつくることができます。
すべての子ども(そして親たち大人たち)の元気が出ることで、私たちの社会はより持続可能になっていく。私たち一人ひとりがその作り手であり担い手でありたいと願います。
こども宅食のふるさと納税の受付ページには、「返礼は親子のつらいを見逃さない社会」という言葉が。返礼品選びに疲れてしまった方、自分や家族だけでなく、つらい状況にある子どもたちも笑顔にしたいという方は、こども宅食への寄付を検討してはいかがでしょうか。他のふるさと納税と同様の手続きで寄付できるため「社会貢献のための寄付は初めて」という方にもぴったりです。
新型コロナウイルスの流行状況を考慮すると、これからも経済的に困窮する家庭への継続的なサポートが必要になるのは間違いありません。今後もこども宅食へのご支援をよろしくお願いいたします。
ライター:小晴
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