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コロナで困っている子どもたちに支援を届けたい【沖縄・佐賀活動報告】

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街がイルミネーションなどで彩られ、年末の気配を感じる時期になりました。

新型コロナウイルスで落ち着かない日々を送った今年ですが、一方でこども宅食の支援の必要性を感じ、活動を始める団体も多くいました。

今回は3月に活動を始めた沖縄県の「おきなわこども未来ランチサポート」と、10月に活動を始めた佐賀県伊万里市で始まった「伊万里子ども未来どこでも食堂」のこども宅食の活動をご紹介します。

 

離島の子どもたちにも届け……!――おきなわこども未来ランチサポート【沖縄県全域】

おきなわこども未来ランチサポート事務局の富田です。

おきなわこども未来ランチサポートはご家庭へ直接宅食などを行うのではなく、沖縄県内にある子ども食堂や子どもの居場所へ食料品を提供する中間支援の活動をしています。


(週3回の配布時に毎回パンメーカーさんからご提供いただいている菓子パン)

今年の3月に全国の学校が突然休校になったことを受け「給食が食べられないと困る子がいる!」と活動を始めました。

沖縄の地元紙・琉球新報社と一緒に動いたことにより、県内のたくさんの企業からご協力をいただくことができ、子ども食堂や子どもの居場所(学習支援など)へ食料品を配布しています。

毎週月・水・金の週3回、企業からご提供いただいたお米やカップ麺・レトルト食品やお菓子などをお渡ししています。

6月からは日本郵便沖縄支社もおきなわこども未来ランチサポートに参加し、3社共同で活動を続けています。

また10月からは沖縄県の「沖縄子どもの未来県民会議」の事業の1つとなり、離島や遠隔地また直接受け取りに来ることが難しい場合は郵送で食料品を送ることができるようになりました。

これにより沖縄本島だけでなく離島に住むお子さんたちへも食支援が届けられる仕組みができました。


(沖縄県知事・右から2番目と一緒に行った出発式)

沖縄は全国と比べても子どもの貧困率が高く、3人に1人のお子さんが困窮しているという数字が出ています。

またもともとひとり親の割合が高いのですがお子さんが多い世帯も多く、お母さん1人でお子さん5人を育てているというようなご家庭もたくさんいます。

沖縄の主産業である観光もコロナ禍により大打撃を受け、非正規雇用で働いているお母さんが失職してしまったケースも増えています。

そんな状況のため、食支援は非常に喜ばれています。

1回の活動でお渡ししている対象としては、下記となっています。

・10〜15カ所の子ども食堂等
・200〜400世帯
・300〜550人分

「調理をしている or 配食がメイン」など活動状況を聞き取り、それぞれの活動に合わせてお渡しする品物も変えています。


(朝食支援をされている子ども食堂さんの様子)

おきなわこども未来ランチサポートとして直接子ども食堂や宅食を行っているわけではないため、わたしたちが直接それぞれのご家庭と関わることはあまりありませんが、こういった活動をしていると知った個人の方から食料品が受け取れるか問い合わせをいただくことがあります。

お住まいの市町村や現在の状況を聞かせていただき、それぞれの市町村によって役所と社会福祉協議会のどちらの方が相談先として良いのかなどをお伝えしていきます。また、役所などの公的機関へ苦手意識を持っている方もいらっしゃるのでその場合は同行したりして公的支援へと繋いでいます。

県内全域の子ども食堂や子どもの居場所と繋がっているため、市町村を超えた頼りになるネットワークも育ってきました。

コロナの影響でますます厳しい状況に置かれている沖縄の子育て事情ですが、食支援が不要になる日までしっかりと活動を続けていきたいと思います。

 

子ども達の心の拠り所に――伊万里子ども未来どこでも食堂【佐賀県伊万里市】

こども宅食応援団・佐賀事務局の井内から、今回は10月から佐賀県伊万里市でトライアルのこども宅食をはじめた「のいちごの会」の伊万里子ども未来どこでも食堂でのこども宅食をご紹介します。

代表の大滝さんの話をきくとリアルな現場を知ることができ『まだまだ頑張らなきゃいけないな』と思うことばかりです。

小規模保育園をされているので、こども達が小さい頃から関わりがあり、学校にあがってからもスクールソーシャルワーカー(SSW)とともに気になるご家庭の支援を継続されています。

学校の帰りにフラリと大滝さんの元に立ち寄る子どもたち。学校や自宅に自分の居場所を感じられない子どもたちのこころの拠り所になっているのを感じます。

経済的困窮だけではなく、複数の問題を抱えたご家庭を支援していますが、特に今年のコロナの影響により生活が困窮されたご家庭が急激に増えたように感じます。

見守りも重視していることから支援は週に一回で、お届けする食材も様々。

電気やガスがとまっているご家庭には缶詰、アルファ米など、また時にはお弁当にしてお届けすることもあります。


(調理がしやすいようにお米を1回分ずつ小分けにする工夫も行っています)

最初は会話も少なく心を閉ざされていた方が次第に笑顔になり次の訪問を楽しみにしてくださるようになり、とてもやり甲斐を覚え嬉しくなります。

また、月に一度は子ども食堂も開催していますが、個人や企業からの支援も少しずつ増え親子の笑顔につながっています。


 

お住まいの地域や家庭の状況に合わせて、届ける内容を変えていく――必要な支援に合わせてアレンジをしながら実施できるのが、こども宅食の特性のひとつ。子ども食堂などと併せながらできるのも良いところです。

必要な家庭に合わせて必要な支援を届けていく全国のこども宅食団体の活動を、こども宅食応援団は各地の事例の提供や物資提供等でサポートしてまいります。

また次回の活動を報告をお楽しみに。

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