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 【活動報告inさが】こども宅食のつながりが生んだご家庭の変化

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こども宅食応援団の本拠地・佐賀のスタッフより、佐賀のこども宅食「おなかいっぱい便」と「とどけYELL」の活動の様子をお届けします。

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こども宅食応援団佐賀事務局スタッフの井内です。今月は佐賀の助成2団体の配送がありましたのでご紹介します!! 

北川副おなか一杯便

北川副おなか一杯便さんは、学校関係者、保護者OBなど地域の方々が協力されて、北川副小学校に通う子ども世帯を対象に宅食をしています。

梅雨の晴れ間となったこの日、ボランティア20人ほどで荷詰めがはじまりました。

今月から、新たに5世帯の申し込みがあり、目標の20世帯に!!

昨年の夏、はじめてお手伝いに行ったときを思い出すと、回を重ねるごとに寄付でいただいた食品の量が増えていることにも驚きます!!

それだけ地域に浸透し愛される活動になってきているんだなと感じます。

作業終わりに、代表の大坪さんにお話を伺いました。

井内:「ちょうど一年で目標世帯達成となりましたが、次の目標はなんですか?」

大坪:「学校や地域の協力で利用世帯も増えた。今後はコロナなど突然なにが起きるかわからない、そういった時に臨時便を出せたり、2ヶ月に1回ではなく毎月でも出せるように頑張っていきたい」

たしかに何がおきるかわからないこの時代に不安を抱える利用世帯は多い……だからこそ日頃からのつながりが大事なんだと思います。

そして、つながりといえば―

この日の荷詰めの後、地域神社の田植えがあり、おなか一杯便のボランティアのみなさん、地域のこども達が参加されました。

急な話で、私は参加できず残念でしたが、素敵なお写真をいただきました。そして、ここで収穫されたお米が、利用者のみなさんに届けられるというなんとも素敵な活動にほっこりした気持ちになりました。

また、後日利用者さんより「保存の効く沢山の食品、子どもが喜ぶお菓子、時短で料理ができるものも豊富にあってとても助かります。メッセージカードまでお気遣い嬉しかったです。箱を開封する時のワクワクしました」というメッセージが届けれたということです。 

とどけYELL

佐賀市の「とどけYELL」は、毎月こども宅食をおこなっています。

今月もたくさんのご寄付がありました。

その中でも、シャンプーのご寄付は特に大好評だったとのこと

「以前は、このシャンプーを使ってたんだよね‥やっぱり髪とかがツヤツヤになると気分も変わるから」という声も。そうですよね‥気持ちがあがってくると頑張ろうと前向きになることは多いからなと私も共感し、その小さなきっかけになれたら嬉しいなと思いました。

 

今回はもう一つ嬉しいことがありました。

一年近くお伺いしている利用者Mさん。必ず出てくるのは「今月も生活がきつかった、辛い」という言葉でした。

それを聞くたびに「もっと私にできることはないのか‥」と悩んだりもしたこともあります。

しかし、今月は違っていました。「最近、少しずつですが、問題をクリアできるようになりました。そして気持ちが安心できるようになってきました」というものでした。

一年間、活動をしてきたなかで最高に嬉しい出来事でした(涙)

そういえば、来年小学校に入学されるお子さんがいらっしゃるMさん、「小学校にあがる時に○○を揃えなきゃいけなかったよ」とか「夏休み前には絵の具セットの注文がくるよ」などママ友のような会話をしていました。しかし、それをしっかり聞いてくださっていたようで「絵のセットはこんなものですか?」など最近は、写真を送ってきて質問されるようにました。

漠然とした不安を具体的に整理することで、気持ちが落ち着かれてきたそうです。

ほんの小さなきっかけや、つながりの大切さを痛感しつつ、色んなことをお伝えできるようになるために、もっともっと勉強だったり情報収集だったり、私にできることを少しずつでも確実にやっていきたいな……と思う力をいただいた今月の活動でした。

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こども宅食はただ食品をお届けするだけではなく、お届けを通じてご家庭と繋がり続けることで、ご家庭の変化や困りごとが無いか、と見守り続けることができる活動です。

Mさんの変化は、私達にとっても、とても嬉しい出来事でした。

このこども宅食を全国に広げていくため、こども宅食応援団は日々活動を行っています。みなさんも寄付で、この活動のクルー(仲間)になりませんか?

こども宅食応援団へのご寄付はこちらから
https://www.furusato-tax.jp/gcf/2265

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