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【活動報告inさが】地元福祉法人、山形、東京など、地域を超えて手を繋ぐ佐賀のこども宅食『とどけYELL』の活動

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佐賀を拠点に活動しているこども宅食応援団には、佐賀でこども宅食団体の活動のお手伝いなど、地域に根ざした活動を主に行っている佐賀事務局スタッフがいます。
佐賀事務局スタッフの井内から届いた、佐賀県内の活動の様子をご紹介します。

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こども宅食応援団 佐賀事務局スタッフの井内です。

今月は佐賀のスマイルキッズさんによるこども宅食・とどけYELLの『通常宅食』と『新型コロナこども緊急支援臨時便』のお手伝いに行ってきました。

スマイルキッズさんは、主にひとり親世帯の相談や、心の居場所となるための活動をしています。

今年度最初の配送となる今回は、新型コロナウイルスの影響で多くの世帯からのSOSがあり、新規利用世帯もかなり増えたそうです。

そんな中、新たなつながりもありました。

コロナの影響、売れなくて困るレタスと食事に困る家庭の助け合い

これまではお米を中心とした常温加工品のみでの対応でしたが、今回、佐賀県社会福祉協議会さんからのご紹介で、『社会福祉法人ステップさが』さんから、水耕農園で作られた新鮮なレタスを分けていただけることになったのです!!

ステップさが さんは就労継続支援B型事業所で、障害をおもちの方々が就労に必要な知識の習得および能力向上を目的とした仕事の提供支援に取り組まれている事業所です。

通常は大手レストランなどに卸されているそうですが、飲食店の休業で注文が激減。

「せっかく愛情込めてつくられたレタスが無駄になってしまうのは悲しい。是非、とどけYELLを通じて必要とされている方に届けていただきたい」とご寄付いただいたのです。

実際にお届けすると「うわー、嬉しい!お野菜は使いまわしができるタマネギやジャガイモばかりだったけど、これでサラダが食べれる!」と大好評でした。

※朝日新聞の記事はこちらから

またふるさと納税の返礼品の食品をこども宅食応援団に寄付ができる『きふと、』を通じて、山形県三川町からは、お米のご寄付をいただき、急増する利用世帯にも何とか対応することができたそうです。

新型コロナウイルスにより社会的距離を保たなければならない中、新たなつながりが生まれたことにココロがあたたかくなります。

※きふと、はこちらから

さらには『新型コロナこども緊急支援プロジェクト』の一貫として、『臨時便』を届けることもできました。

とどけYELLでは通常は各世帯に希望品をうかがってお届けしているのですが、今回の臨時便はすべて同じ品揃えです。
お届けした食品の中にはキャラクターふりかけとパンもあり、「パン屋さんのパンを食べるのは何年ぶりだろう」と話すお母さん、「これ、ご飯にかけて早く食べたい!!」とはしゃぐ子ども達の姿もありました。

佐賀県では今月14日から学校再開となりますが、なかなか手に入らないマスク……。
そんな中、認定NPO法人フローレンス(※こども宅食応援団の事務局運営を務めています)の訪問型病児保育スタッフ(こどもレスキュー隊員)さん達の手作りマスクが届きました!

「こんな可愛いマスク、いただいていいんですか」
「手作りなんてすごいですね……お忙しい中作っていただいたなんて感激です!」と。
会社が休業となり、収入減で心細い思いをかかえたお母さんも多くいらっしゃる中、決して一人じゃないんだと感じていただくことが大事なんだと思います。

最後に、年長さんになった女の子が「いつも、ありがとう」と可愛いシールとお絵かきをプレゼントしてくれました。
その絵には、たくさんのハートと、頭をなでてもらい笑っている子どもが描かれていました。

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たくさんの愛情をもらいながら育っているお子さんの様子に、東京事務局のスタッフも心が温まりました。

こども宅食応援団は、全国のこども宅食の活動の立ち上げ支援・伴走支援を行っています。
通常でも経済的に困窮している家庭が、さらに厳しい状況に陥りやすいこのコロナ禍。
食品を届けながらご家庭とつながるこども宅食は、食品の支援だけではない、人と人との温かい繋がりを届ける活動でもあります。

今年度は全国に10以上の新しいこども宅食を立ち上げることを目標に活動を進めてまいります。
ふるさと納税を用いたご寄付で、こども宅食応援団の活動をご支援よろしくお願いします!

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