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食の支援を自立支援のきっかけに 静岡県静岡市    NPO法人静岡市子ども食堂ネットワーク こども宅食「ちるふぉれ便」

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NPO法人静岡市子ども食堂ネットワークは、「小学校区に1つ 子ども食堂を!」との思いで発足したNPO法人です。静岡市を拠点に子ども食堂の運営(2023年8月現在10会場)をはじめ、子ども食堂の開催支援活動も行っています。

こども宅食は2020年からスタートし、小学生の子育て世帯を中心に、現在は約40世帯に、月に1度のペースで食材や日用品のお届けを行っています。

 ーーお米を欠かさないよう毎回お届けしています。

こども宅食との出会いが「新たなつながり」のきっかけに

「こども宅食と出会ったことで、支援世帯との新たなつながりを持つことができるようになった」とスタッフの八木さんは感じています。

コロナ禍の2020年。子ども食堂の活動が制限される中、なんとか支援を継続したいと苦慮している時に出会ったのが、こども宅食の活動でした。生活に困る方、不登校や家庭内の様々な事情を抱えるなど、相談や助けを必要としている方は多く、こども宅食を通して家庭への訪問を行うことで、家庭の様子や親子関係、世帯の抱える困りごとを知る機会を得ることができ、子ども食堂を通じて関わりがあった家庭とも、また別のつながりを持つことができるようになったのです。

地域の居場所として、家庭の事情に関係なく誰でも来ていい場所となるようにと、子ども食堂の運営にあたっては、こどもの生活環境を詮索したり、無理に聞くことはしないなどを大切に運営を行ってきました。

その距離感だからこそ繋がりを持つことが出来た世帯も多くあります。

そしてさらに、こども宅食での関係性を持つことで、一歩踏み込んだ支援へとつながることができるようになりました。

家庭を訪問するようになってからも、玄関先で食材をお渡しするだけで、会話もない状況のこともあります。回数を重ねていくうちに、ぽつりぽつりと愚痴を聞くようになり、少しずつ気軽に話ができる関係性を築きながら、寄り添い、そして、ヘルプがきた時には全力でサポートをする!その思いで毎回のお届けを行なっています。

こども宅食が縁となって、子ども食堂へ足を運ぶようになった家庭もあります。こども宅食をはじめて3年。それぞれがリンクしあって支援の輪が拡がってきています。

ーーこんな可愛いお手紙も届いています。

食の支援と共に自立支援のきっかけを

世帯の状況を知る中で、八木さんが、支援をしてもやりきれないと感じることがあります。それは、生活の基盤を整えることが難しい状況にある中で、こども達が「日常的にやる気を起こす事が難しい」ということだそうです。

大きくなって社会に出たときに、孤立してしまうことのようように。将来自分はこうなりたい。こうやりたい!と自分から思えるように。

その為の小さな一歩として、食の支援を通じて自立支援のきっかけづくりをと、様々な取組みを行なっています。スタッフと一緒におにぎりやオムレツをつくる体験キッチンも行っています。

ーーボランティアさんと一緒に おにぎり作りにチャレンジ

そして、その体験を家庭でも活かせる様にと、こども宅食のお届け食材には、こどもが自分で作ることのできる、自分でやってみようと思える簡単食材を選んでお届けしています。「おにぎり作ってみたよ!」と嬉しい報告も届くようになりました。

そんなひとつひとつの体験が、将来自分で何かをやるきっかけになると信じて、食の支援に自立への思いを込めて活動を行なっています。

ーー自分でできる!を応援する食材選びも大切にしています。

「ちるふぉれ」こどもを包み込む森のように

「ちるふぉれ」というネーミングは、チルドレン「こども達」と、フォレスト「森」この2つの言葉を合わせて作ったオリジナルの愛称です。森のように、拡がりとつながりを持って、森のようにこども達を包み込む居場所であるようにとの思いが込められています。

登録世帯とのやりとりは、公式LINEを活用しています。お母さんとの連絡はもちろんですが、こどもからのSOSを受け取る事が出来るように、可能なお子さんとは、直接LINEでのやり取りも行なってます。お母さんに叱られて…学校でこんなことがあってなど、そのLINEには、こども達の思いが届きます。

つながりをもてたのだから、いい方向に思いを向けていけるように。

静岡市子ども食堂ネットワークでは、食支援と共に、こども達の心に寄り添う関係づくりも大切に活動を行なっています。

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