子どもたちが大好きな、かけっこ、鬼ごっこ、かくれんぼ、砂場遊び、なわとび……コロナ禍で活動が制限されている環境では、屋外で思う存分友達と遊ぶことが難しい場面もあります。
室内で、接触を避けながら行える子どもたちの遊びの代表といえば、絵本。
イラストに親しんだり、言葉を学んだり、創造の世界を楽しんだり。絵本は子どもの成長にも欠かせないアイテムの一つです。
こども宅食でも、食品以外にも絵本をお届けすることで子どもたちの世界を広げられるのは、とても嬉しいこと。
そこで今回は、こども宅食の「絵本」に関する活動をご紹介します。
長崎版こども宅食の「つなぐBANK」では、諫早青年会議所が会員に呼びかけて集めた260冊の絵本を、子どもたちにプレゼントしました。
「宅所(※)」に集まった260冊の絵本。子どもたちは大喜びで絵本を手にとり、悩みながら何冊も持ち帰っていました。
「好きなだけ持って帰って良いよ!」との声掛けに「やった~~」「いいの?」と言いながら一生懸命選ぶ、可愛い姿が見られました。
※長崎では勾配の多い地形の特徴に合わせ、物品提供の拠点となる「宅所」をつくり、そこに取りに行くアレンジをしてこども宅食の活動を行っています。宅所は毎回異なる場所で行われます。
こども宅食応援団からは、全国のこども宅食実施団体に、KDDI株式会社からご寄付いただいた絵本をおすそ分けしました。
auのCMでおなじみの三太郎たちが「プチ三太郎」となって世界を旅しながら、いろいろな文化や自然に出会い、これからのグローバル時代を生きる子どもたちに世界をひろげるキッカケとなる絵本です。
新潟、東京、京都、佐賀、宮崎など、様々な地域でお届けしたこの絵本。緊急事態宣言をうけて自宅で過ごす時間が増えた子どもたちにとっても、特別なプレゼントになった様子で、お届けに伺うと「CMの!」と喜ばれるお母さんや、子ども達も笑顔になったり。
絵本を大切に抱きかかえる小さな姿に、お届けしたスタッフも笑顔になれる瞬間でした。
auのCMでおなじみのキャラクターたちが可愛い絵本になっていることで、小さな子も親しみやすい絵本ですが、世界を学ぶ絵本だったことで、年齢の大きな子どもたちも興味津々。
小学校1年生のお子さんに読み聞かせをしていたところ、飽きてしまった様子だったので読むのをやめた親御さん。隣でゲームをしていたお兄ちゃんが「最後まで読んで!」と、ゲームをしながらも絵本の続きが気になっていたそうです。
読み聞かせが終わった後も、自分で手に取り読み返していたお兄ちゃん。カラフルでわかりやすく、世界地図も覚えられる絵本は、お気に入りの絵本になり、本棚に置かれているそうです。
その他にもいただいたメッセージの一部をご紹介します。
「日曜日はお米とハンドジェルありがとうごさいました。三太郎の絵本は私達大人が見ても楽しく学べるとても素敵な絵本だと思いました」
「こんにちは。宅配、受け取りました
子どもの喜ぶ顔も沢山見れました。今回も宅配に入れて頂いていた本がとても子どもの好きそうな本だったので、学童から帰ってきて見た時の喜ぶ顔が目に浮かびます✨」
「本日、素敵な素敵なお届け物とどきました。素敵なお品物だらけで、その中でも特に驚いたのが、本が入っていたことです。すごいです✨
本当にこの本楽しくて、無邪気な気持ちで読ませていただきました‼︎
子どもと一緒に楽しむ前に、実は1人で、、楽しく世界に入ってしまいました‼︎笑
もちろん子ども達も喜んで順番に読ませていただいています。」
「可愛いし子どもたちも知っているキャラクターなので読むのが苦手な子どもでも読みやすいなと思いました。」
子どもも大人も楽しめる絵本のお届けは利用者さんからの感想も多く、本を通じて利用者さんと実施団体のスタッフがコミュニケーションを取るきっかけにもなりました。
こども宅食では通常は食品の配送を行っていますが、多くの実施団体で、今回のように絵本を通じて様々な世界を知る体験や、美術館やスポーツの観戦チケットのプレゼントなどを行っています。
私達こども宅食応援団でも、子どもたちがいろんな経験を得ることで、豊かな気持ちを育てたり将来の選択肢が広がっていくのはとても大事なことだと考えています。
この活動にご賛同いただける企業のみなさん、ぜひこども宅食応援団までお問い合わせください。
また、こうしたこども宅食応援団の活動にご賛同いただける方からの、ご寄付もお待ちしています。
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