一般社団法人こども宅食応援団(以下、こども宅食応援団 佐賀県佐賀市、代表理事:駒崎弘樹)は、2025年9月30日開催の正会員総会および理事会において、2025年10月1日付役員体制の変更に関して決議し、以下の通り体制を変更したことをお知らせいたします。
【役員体制】 変更日:2025年10月1日付


このたび、こども宅食応援団代表理事に就任いたしました原水敦と申します。
日頃より「こども宅食」に取り組み、また応援してくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。
「こども宅食」は、困りごとを抱えながらも誰にも気づかれず、孤立してしまっている親子に対し、一軒一軒直接食品を届け、つながりを大切に育んでいく伴走型の支援です。
私たちは、この「こども宅食」の普及を通じて、親子のそばで暮らす人々がそっと寄り添い、つながり、声をかけ合い、誰もが「頼っていいんだ」と思える…そんな、すべての親子の隣にたくさんの「ぬくもり」があふれる社会を目指します。
私の社会人としての出発点は、障害のある方々を支える仕事でした。本人やご家族の人生に耳を傾け、向き合う中で、自分自身の非力さを感じると同時に、様々な壁にぶつかってきました。
「なぜもっと早く支援にたどり着けなかったのか?」
「なぜもっと多くの助けを得られなかったのか?」
そう自問し続けてきました。
そんな私が「こども宅食」と出会い、これが全国に広がれば、助けを求めたかった多くの親子を救えるのではないか?そう信じ、これまで走り続けてきました。
これからも現場の皆さんの声にしっかり耳を傾けながら、ともに「支えつつ、支えられる社会」づくりへの挑戦を続けてまいります。
今後とも、こども宅食応援団をどうぞよろしくお願いいたします。

団体の設立・活動開始からいままで、事務局の一員としてこども宅食の全国への普及に携わってきました。
「困窮や虐待など複雑な課題に直面する子育て家庭をどうしたら見逃さず、孤立した状態からつながって、つなげていけるか?」
全国各地の支援団体や自治体の皆さんとともに、この難題に向き合い、試行錯誤してきた6年半であり、理事に就任しても変わらず、取り組んでいきたいと思っています。
団体ミッションにある通り、孤立を生まない社会をつくるには、国関係者や民間企業などさまざまな立場の皆さんとの協働や、社会課題に共感した方々のサポートが不可欠です。
新任理事として、さまざまな方々との対話の重要性を一層認識し、組織および事業の推進に尽力してまいります。

全国で親子支援の最前線で活動している皆さん、駒崎弘樹です。
この度、一般社団法人こども宅食応援団の代表理事を原水さんにバトンタッチすることにいたしました。
「困っている人ほど、SOSの声をあげられない。だったらこっちから会いに行こう。」
アウトリーチ支援に共感する仲間と出会いたい、こども宅食を一緒により良いものにしていきたい、そんな思いで、こども宅食応援団を設立したのは2018年でした。
6年間の中で、国への制度化の働きかけ、勉強会の開催などを通じ、昨年度ついに47都道府県にこども宅食が広がりました。
そして、このタイミングで、応援団を新しいメンバーに任せようと思います。
孤立が深刻化する、これからの時代。47都道府県の数カ所で こども宅食が導入されるだけでは不十分です。全国のどの市町村にもアウトリーチ支援は必須です。
全国各地を回り、皆さんと出会い、それぞれの地域の未来について真剣に考えてきたメンバーが中心になり、応援団は、そのためのチャレンジを続けていきます。
僕自身も、社会的な孤立に関わる課題解決に向け、新しい取り組みに邁進します。
「親子のつらいを見逃さない社会をつくる」こども宅食応援団と、これからもぜひ一緒に歩んでください。
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