こども宅食応援団は、親子のつらいを見逃さない社会にするため、「こども宅食」が全国各地で実施されるよう、日々活動しています。2018年末から始動し、たくさんの地域で実施の広がりを見せ、今年の春、全国で実施する団体数は38都道府県、108団体となりました。
そして今年度は、親子の支援に携わる地域の団体がつどい、語り合い、〝地域みんなで親子を支えるつながり〟を深める取り組みとして「親子の支援を語ろうキャラバン」を企画。2023年6月27日に、第1回目として、愛知で開催された様子をレポートします。
親子の支援を語ろうキャラバン
https://hiromare-takushoku.jp/2023/06/08/5622/
<第1回キャラバンin愛知 イベント概要>
・開催日時 2023年6月27日(火) プログラム |
応援団スタッフが佐賀、京都、東京から集結し、入念な事前すり合わせのあと、いよいよキャラバン開幕。第1部では、こども宅食応援団の理事、原水敦からこども宅食の活動内容が語られました。定期的な「食のお届け」をきっかけに家庭を見守り、寄り添う伴走型支援「こども宅食」について、活動概要や、家庭へのアプローチの特性、地域の支援へとつなげる役割など、映像を交えてお伝えしました。
ご参加者は、愛知県で親子の支援に関わる皆さん。
真剣に、お話を聞いてくださり、ご紹介した動画コンテンツも真剣に見入っていました。
愛知県で活動される、NPO法人花音と、日進絆子ども食堂のご担当者にご登壇いただきました。
NPO法人花音は、愛知県岡崎市を拠点に活動する団体で、児童発達支援事業や放課後等デイサービス事業に取り組む中で、こども宅食のようなアウトリーチ型の活動の必要性を強く感じ、現在では行政や民生委員、地域との連携のもと「子ども宅食KANON便」に取り組んでいます。
・子ども宅食KANON便の記事はこちら https://hiromare-takushoku.jp/2022/06/15/4663/)
日進絆子ども食堂は、愛知県日進市にて活動をされている団体で、2016年より子ども食堂を実施しています。しかし、新型コロナの影響もあり、フードパントリー事業を開始される中で、食支援だけではないアウトリーチ型支援の必要性を痛感され、模索する中でこども宅食を開始しました。
・日進絆子ども食堂の記事はこちら https://hiromare-takushoku.jp/2023/06/01/5596/)
社会福祉法人愛知県母子寡婦福祉連合会は、全国組織の愛知県団体であり、ひとり親家庭に明るい笑顔と元気を届けるために、母子生活支援施設や母子・父子福祉センター等を運営しています。全国でも先駆的な活動に取り組まれていて、先進事例や活動に対する熱い想いを語っていただきました。
NPO法人LivEQuality HUBは、愛知県名古屋市を中心に母子へのサポートの中でも「住まい」を軸とした取り組みを実施しています。母子が陥る負のスパイラルは、住まいを起点として生じるという考えのもと、住宅確保支援や就労支援など多岐にわたる支援活動に取り組まれています。また、今回のキャラバンを機に、こども宅食事業も開始することになりました。
<こども宅食実施団体>
NPO法人花音
・事例発表をさせていただくことで自分たちの支援について振り返りや今後について職員全体で改めて向き合う時間ができ、県内のいろいろな団体様との交流はとても刺激的でした。
・今回、交流させて頂いた団体様と「KANON便」の繋がり方を考え、支援の幅を広げていきたいです。
日進絆子ども食堂
・地域の仲間作りができ、いくつかの団体より相談が入りました。今後仲間が増えることに期待したいです。
社会福祉法人愛知県母子寡婦福祉連合会
・子どもを笑顔にするためのつながりや、連携する手がかりになりました。活発な意見交換ができ、次につながる会となりました。
・支援者同士が連携する大切さを再確認できました。
「親子の支援を語ろうキャラバン」は7月以降も開催し、全国10地域にてこども宅食応援団のスタッフが現地にて、実施いたします。
第2回目となる7月は長野県での開催を予定して、準備に励んでいます。
開催概要の最新情報はこちら
<7月開催:長野県>
7/20(木)14時〜16時
長野自治会館 第一特別会議室(長野市西長野町143-8)
※長野県社会福祉協議会と共催
●こども宅食の事例紹介
特定非営利活動法人えんまる
●座談会
長野県社会福祉協議会
親子の支援を語ろうキャラバンin長野 お申し込みフォームはこちら
引き続き、こども宅食応援団をよろしくお願いいたします!
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