経済的に厳しい等の困りごとを抱えた子育て家庭に、定期的な食品の配送を行いながら繋がりを保ち、必要なときには適切な支援につなげる活動を行う「こども宅食」。
東京都文京区で始まった「こども宅食」を全国に広げるため、2018年、こども宅食応援団は設立されました。
それから約3年、こども宅食応援団が伴走支援する団体のネットワークは、23都道府県で50団体の規模にまで広がってきています。(2021年7月現在)
今回は、新しく始まった宮崎県高鍋町の「お膳部」と東京都足立区の「あだち・わくわく便」をご紹介します。
高鍋町社会福祉協議会お膳部です。
お膳部は、「お膳の中身も、人の心も全部まんぷくに満たしたい」という願いを込めて、お膳と全部の「ぜんぶ」をかけて「お膳部」と名付けました。
2021年2月に7世帯を対象に始まったこの活動も、5ヶ月経ち利用世帯も約3倍になりました。
それに伴ってボランティアや協力してくれる企業や農家さんも増え、まさに部活さながらの団結力と行動力が生まれています。
まだまだ認知されていない部分も多く食材集めに苦労することもありますが、身体も心もまんぷくにできるよう活動していきたいと思います。
東京都足立区を拠点に活動している「あだち・わくわく便」です。
月2回180世帯の子育て家庭への食品配達を通じて、子どもたちを見守っています。
毎回参加するボランティアが同じご家庭を見守るようにすることで、ご利用の皆さんのちょっとした変化に気付くことができています。
コロナ禍で仕事を失ってしまったひとり親の方からは、
「わくわく便があってよかった。」
「普段食べさせてあげられない食品を頂けて本当に助かっている。」
などの声をたくさん頂いており、今後も食品配達を通じて、子どもたちの笑顔を守っていきたいです。
全国のこども宅食の活動は着々と増えており、実施検討をしている団体等からも日々お問い合わせを受けています。
全国で50団体実施されているこども宅食。あなたがお住まいの地域でもこども宅食が始まっているかも知れません。
こども宅食の実施に関心のある団体・自治体のみなさんはこちらをご参考ください。
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