2020年、かつてない有事が世界を襲いました。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって経済的なダメージを受け、かつてないほど過酷な状況で過ごしている親子が多くいます。
政府の一斉休校要請、夏休みの短縮、授業時間の延長、授業のオンライン化、行事の中止など、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わりました。
雇い止めやシフト減によって親の収入が減り、明日の食べるものにさえ困っているという厳しい家庭も増えています。
3密を避けるため、地域の緩やかなセーフティネットであったこども食堂も半数近くが運営を再開できていません。(※参照:NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの調査)
子どもの貧困、子どもの虐待、ネグレクト……といったリスクの加速が懸念されています。
こうした有事の際に守らなければならないのは、もっとも弱い立場の「こども」たち。
そんな厳しい状況にある子育て家庭を、食の宅配をきっかけにサポートするのが”こども宅食”という取り組みです。一般社団法人「こども宅食応援団」が事務局となり、子どもの貧困、子どもの虐待などの課題を早い段階で予防・発見する活動を全国に広げています。
具体的には、食品の配送を通じて、困りごとを抱えた子育て家庭とのつながりを生み出し、変化を見つけて早期の支援につなげる「こども宅食」のモデルを実施する全国各地の運営事業者に、助成や伴走支援を行っています。
こども宅食応援団の活動は、全国の皆さんからの寄付で運営されていますが、寄付はふるさと納税の仕組みを利用しています。
ふるさと納税で、野菜やお肉、工芸品などをゲットしたことがある人は多いと思いますが、ふるさと納税でできることはそれだけではないのです。
返礼品なしのこうした支援型のふるさと納税プロジェクトは、近年「ガバメントクラウドファンディング」として知られ、寄付に参加する人が年々増えています。
ふるさと納税は自治体に寄付を行うと、控除上限額内の2,000円を越える部分について「確定申告」をすれば税金が控除される仕組みになっています。
わかりやすく表現してしまうと、一般的な「寄付」と違って、2,000円の手数料で数万円~数十万円の寄付をすることができる方法です。
こども宅食応援団のガバメントクラウドファンディングは、NPO業界では社会貢献活動支援の聖地と呼ばれる佐賀県を拠点に、2018年10月に立ち上がりました。
2020年度のクラウドファンディングは、3,000万円の達成を目指して現在も受付中です!
ぜひ、コロナ禍の国内親子を助ける”こども宅食”の活動を全国に広めていくため、「こども宅食応援団」を応援して下さい。
ふるさと納税は「いずれにせよ支払うことになる税金の一部について、自己負担額2,000円で、出身地に関係なく、好きな自治体に納め先を変更できる制度」です。
通常のクラウドファンディングと異なり、うまく活用すれば寄付者の負担額は2,000円のみにも関わらず、支援先には数万円~数十万円もの寄付ができるというメリットがあります。
それぞれの自治体の、ふるさと納税に対する考え方や、集まった寄付金の使い道等を見た上で、納め先を選ぶことができるので、税金の使い道に、皆さんの意志を反映できる制度です。
毎年ふるさと納税をおこなっている方は、決済システムが年々進化していることを実感していることでしょう。
現在ふるさと納税の寄付ステップはとても簡単で、決済方法も非常に多様になっています。
クレジッドカード決済は、普通のネットショッピングと変わらない簡単な手続きです。
決済方法も、メルペイや楽天ペイやAmazonPay、キャリア決済まで揃いストレスフリー。
年度末の確定申告の手続きに関しても、サイト内で丁寧に紹介されており安心です。
参考:https://www.furusato-tax.jp/about/method_of_payment
高森美希さん(仮名)(※写真はご本人ではありません)
「子どもが食べざかりなので家計がとても助かっています。お米以外にもいろいろ届けていただいていますが、特に、学用品が高いので、お金をそちらに回すことができて嬉しいです。
配送の方はいつも控えめでとても丁寧に対応してくださり、毎月の配達がとても楽しみです。」
山内祐子さん(仮名)(※写真はご本人ではありません)
「育ち盛りの子どもが3人いて、毎月お米は大きな出費だったため、定期的に届けていただけて大変助かっています。毎日のお弁当に入れていて、美味しいお米で、お腹いっぱい食べさせてあげられるのでとても満足しています。また配送も、エレベーターのない3階まで重いお米を運んでくださりとても有り難いです。」
こども宅食応援団は、新型コロナウイルス感染拡大で増大する子育て家庭の不安や子ども達のリスクにいち早く切り込み、配送の量や回数を増やせるように、実施団体への物資提供や資金助成をおこなっています。
緊急事態下で、今まで「あたりまえ」にできていたことのありがたみを改めて感じる機会が増えました。
家族が笑顔でおなかいっぱい食べられること、子どもたちが勉強や遊びに前向きに取り組めること、そんなあたりまえを守るために。
そして、大きな転換期を迎えたこれからの社会を作っていく子ども達へのエールを込めて、こども宅食応援団への支援にご参加をお願いします。
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