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子どもたちがスクスクと元気に成長することができる地域づくりを目指して【京都・兵庫活動報告】

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「こども宅食」に取り組むのは、全国各地で地域に根付いた活動をしている団体。
それぞれの地域の特徴を活かしたこども宅食が現在では全国100を超える団体で実施され、徐々に支援が広がっています。今回は、京都と兵庫で活動する2つの団体をご紹介します。

地域内での支援の輪の広がり――向日市こども育み宅食京都府向日市

京都府向日市でのこども宅食「向日市こども育み宅食」は、2020年11月に初回配送を実施し、現在は毎回約90世帯、200名以上の子どもたちに2ヶ月に1回の頻度でこども宅食をお届けしています。

最近では、地元の農家さんから朝一採れたてのお野菜をご寄付いただいたり、地域の金融機関の方々にボランティアとして参画いただいたりしています。少しずつではありますが、地域内での支援の輪が広がりつつあり、感謝すると同時に、非常に嬉しく思っています。

――農家さんからいただいた野菜と配送品

お届けの際には「待ってました!」と言わんばかりに、元気に子どもたちが走って玄関に取りに来てくれる家庭もあれば「いつも非常に助かっています」と親御さんに喜んでいただいている家庭もあります。

また初めてのお届け時には警戒しておられる家庭もあり、約90世帯あれば、約90通りのサポートや、ネクストステージへの繋ぎが必要であると日々実感しています。

――梱包ボランティア(一部)の皆さん

――梱包終了後の配送品

ご事情は家庭によってさまざま。定期的な訪問やLINE上でのコミュニケーションを通じて、最初はクローズな雰囲気もありましたが、少しずつオープンになり、今では友達のように接してくれるご家庭も多くあり、悩みごとや相談ごとを気軽に話していただけるようにもなりました。

その際には、向日市こども育み宅食を運営する一般社団法人FutureCreatioNが実施している「無料専門家相談会(無料で専門職の先生に相談ができる機会)」をご案内し、専門の先生に繋いだり、行政・地域の関連団体に繋いだりしています。各家庭の課題が少しずつ見えて、その解決に向けて動き出している姿を目の当たりにすると、「こども宅食に取り組んでいて良かったな!これからも頑張らねば!」としみじみ感じます。

これからもこども宅食やその関連事業を通じて、地域の子どもたちやその子育て家庭の皆さんが地域の方々と支え支えられる関係性のもと、スクスクと元気に成長することができる地域づくりを目指して、毎日の活動に励みたいと思います。

――地域のイベントにボランティアとして親子参加してくれた利用者さん

エリア内の自治体と連携しながらの支援活動――フードバンクはりま兵庫県播磨地域

兵庫県播磨地域で活動する「フードバンクはりま」は、まだ食べられるのに様々な理由で商品として扱えない食品を引き取り、食糧を必要とする人たちに無償で届け、「食品ロス」と「空腹の人」双方を減らす ”環境”と”人”に優しい活動で社会に貢献する団体です。さらに私達が取り扱う食糧を、行政の福祉関連窓口を通して、緊急食糧支援を必要とする個人や世帯に無償分配しています。

支援活動は児童養護施設や子ども食堂への食品届けから始めました。

そのうち、播磨エリア内の各自治体とのつながりを持つことで、貧困家庭への緊急支援が増えていきました。それは今日食べるものがない、今日飲ませるミルクがないという家庭への緊急支援要請です。困っているご家庭へは、状況を確認したうえで定期的に食品を届けるという仕組みにしています。水道、ガス、電気が止まっているという家庭もあります。家もなく自動車の中で過ごしているという人もいます。そのような人たちが自立できることを目指し、自治体各部門と連携を取りながら支援活動をしています。

なかでも食品集めは、特に重要な活動の一つです。

個人のご家庭で「寄付してもいいと思われる食品」を募ったり、食品関係の企業様には「商品として扱えないが食べ物として問題のない食品」を寄贈してくださるよう働きかけを行っています。

また、各地で地道にフードドライブを実施し、地域と連携しながら食品を集め支援の輪を広げる活動に取り組んでいます。

とある日は、安富町の高齢男性から、食品のご寄付や寄付金を頂きました。

ご自身で作られた野菜も度々送ってくださいます。今回は、コーンポタージュを20本!ご自身で食されて美味しかったから、困窮している人にも届けたいと思われて送ってくださいました。

いつも、食品にお手紙が添えてあり、温かい文面で癒されています。

このように個人で食品寄付をしてくださる方もたくさんいらっしゃいます。出会いに感謝の気持ちでいっぱいです。

広畑経済同友会の皆さんからも沢山の食品を寄付していただきました!

2022年は4回寄付していただきました。2023年も寄付をしてくださるそうで、大変ありがたいです。広畑経済同友会の総会では、お礼の言葉と今後もご協力をいただきたいというお願いをさせていただきました。

1月21日・22日には、ヴィクトリーナウインク体育館でフードドライブが行われました。

1月30日〜2月1日姫路総合庁舎でもフードドライブが開催され、テレビ取材も入り、多くの方に活動を知ってもらえる良い機会となりました。

こども宅食応援団では、全国各地のこども宅食実施団体への立ち上げ支援や、ノウハウや物資提供などの伴走支援を行うことで、「こども宅食」の取り組みを全国に広げる活動を行っています。またこれらの活動資金はみなさんからいただくふるさと納税の寄付で支えられています。

ご支援どうぞよろしくお願いいたします。

>>こども宅食応援団へのふるさと納税はこちらから

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