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『一人暮らしの子どもに送るような気持ちで食品を届ける』こども宅食に込めた団体それぞれの想い

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2022年となりました。2018年10月に立ち上がったこども宅食応援団は昨年3周年を迎え、当時は全国で1事例のみだったこども宅食は、今や全国で60団体以上が実施する規模にまで広げることができました。

こども宅食応援団HPでは、今年も各地のこども宅食の活動の様子をお届けしてまいります。

今回は、京都府で行われたクリスマス特別配送の様子と、地元企業と協力しながら食品をお届けする山口県と千葉県の活動をご紹介します。

京都の街から街へ、こども宅食の輪――向日市こども育み宅食【京都府向日市】

向日市こども育み宅食は、京都府京都市のこども宅食「京都こども宅食プロジェクト」の事務局を担っていた森が、地元の向日市(むこうし)で『どのような家庭の子どもも取り残さない環境や子育てしやすい街づくり』の実現を目指して開始したこども宅食です。

2020年11月に第1回の配送を開始し、2ヶ月に1回のペースで定期的な配送を行っています。

現在では合計で約10回の配送を終え、約100世帯の子育て家庭の見守り活動を継続的に実施しています。

昨年12月にはクリスマス特別配送として、子どもたちにサンタさんからのプレゼントをお届けしました!クリスマスブーツやシャンメリー等をお届けし、各家庭の子どもたちに楽しいひと時をプレゼントすることができました。

 

また、抽選で30世帯のご家庭にはクリスマスケーキもお届けし、喜びの声も多数届いています。

「サンタのプレゼントとしてブーツを渡すと大喜びでした~。
今年も素敵なプレゼントを親子に頂きありがとうございました。」

「寒い中届けて頂き、それにこんなにたくさんのクリスマスプレゼントを用意して頂き心から感謝いたします。🤗
サンタブーツのお菓子は、早速喜んで開けて食べていました🎄🎅
私にもプレゼントがあり🎁びっくりいたしました。😭💕
ステキなクリスマス 年越しができそうです😢❣️」

今後もこども宅食を通じて、一人でも多くの子どもたちに明るい未来をお届けできるように、活動を続けていきます。

 

一人暮らしの子どもに食品を送るように――千葉こども宅食プロジェクト【千葉県千葉市】

千葉こども宅食プロジェクトは千葉県千葉市若葉区で2021年6月からスタートいたしました。

代表の増淵自身もシングルマザーで少しでもひとり親家庭の支援をしたいと友人たちと立ち上げた小さな任意団体です。6月から食品のお届けをスタートしましたが、現在支援家庭は100世帯を超えました。

できるだけご家庭が欲しいと思う食品をお届けしたいので、初めに聞き取りをして家庭毎にカスタマイズして食品をお届けしております。『一人暮らししている子どもに食品を送る時』のような気持ちで「喜んでもらえるかな」と考えながらパッキングを行っています。

 

また、フードロス削減の為にフードドライブや食品メーカーなどに呼びかけを行っています。

今後は地元企業に協賛を呼びかけて、もっとたくさんのひとり親家庭を支援できるようにしていきます。

 

千葉市は6区ありますが、現在の対象地域は若葉区だけです。今後、支援地域をどんどん広げていくことが目標です。

 

できることしかできないから、みんなでシェアすることが大切――ながとルンルン宅食【山口県長門市】

山口県長門市のボランティア団体、ながとチャイルドサポート協議会では、「本当に困っている家庭に食材を届けたい」という想いから『深川ルンルン食堂』というこども食堂の運営をしています。

協議会代表は住職。お寺には食べきれないほどのたくさんのお菓子のお供え物があがることから、小さい子どもがいる家庭におすそわけをしていました。

そのなかで、経済的な理由で食材やお菓子を買ってあげられない家庭もあることを聞き、住職仲間でこども食堂を始めました。

 

現在は、新型コロナウイルス感染症の影響で、ひとり親家庭などに無料で食材を提供する「こども宅食」の活動もしています。

個人会員や企業・団体などからの資金提供を受けて、困っている子どもの家庭に毎週約100個のお弁当や食材を届けています。

12月5日の子育て応援は地元のレストラン・リストランテ アンジェラさんのお弁当112食を配りました!

12月12、13日の2日間には子育て応援パンを600個配布。地元のパン屋さん・リトルマーメイドフジ長門店の焼きたてパンでした。

家庭からは「本当に助かっている」という声が多く寄せられ、こども食堂とこども宅食の両方の活動を続けていきたいと思っています。

 

かつては近所で当たり前のように助け合っていたように、おすそわけの気持ちが広がってほしい。自分たちはできることしかできないので、みんなでシェアすることが大切。

「ひとりじゃないから大丈夫」という安心を食材とともに届けています。


こども宅食の運営を行っていた経験から地元でのこども宅食を開始した『向日市こども育み宅食』。

ご自身がシングルマザーだったことから立ち上げた『千葉こども宅食プロジェクト』。

お寺でのおすそ分けの経験からこども宅食を開始した『ながとルンルン宅食』。

それぞれ、「こども宅食が必要だ」と感じた経験や想いを元に、地域の子育て家庭を支えています。

 

子育てを親だけに任せずに、地域で協力し合いながら子どもたちを育んでいく、そんな社会が広がっていっています。

 

地域で子育てを支えるこども宅食を全国に広げていくこども宅食応援団の活動は、みなさんからいただく寄付に支えられています。

こども宅食の全国普及活動へのご支援をよろしくお願いします。

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