2021年11月27日に、全国のこども宅食実施団体や実施検討中の団体、自治体関係者を対象に、『全国こども宅食勉強会』をオンラインで開催し、100名以上の方々にご参加いただきました。
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、『こども宅食』は急速に全国各地に広がりを見せています。2021年12月時点では、全国28都道府県で64団体が実施者ネットワークに加盟しており、各地でこども宅食事業に取り組んでいます。
こども宅食応援団では、こども宅食に取り組み始めたばかりの皆さん、これから取り組みたいと考えている皆さん、そしてこども宅食の活用法を模索中の皆さん向けに、実務面での研修や実施ノウハウ、各種実施事例を通じて、日々抱えている課題や情報を共有するための全国オンライン勉強会を開催しました。
本勉強会は3部構成で開催しました。勉強会の内容を、動画を交えつつ抜粋してご紹介します!
第1部では、こども宅食応援団事務局の本間からこども宅食の概要と現状についての説明があり、こども宅食の全体像をお伝えしました。こども宅食のイメージを掴めずにいた団体にも、その大枠を確認していただきました。
(資料1:こども宅食事業とは)
実施事例紹介では、大阪府松原市にて、こども宅食や子どもの居場所づくり事業等様々な活動をされているNPO法人やんちゃまファミリーwithの田崎理事長にご登壇いただき、こども宅食に取り組み始めたきっかけや経緯、『とどける・つながる・つなげる』というこども宅食ならではの事例についてお話しいただきました。多くの参加者の皆さんから、他団体の活動事例を通じて『新たな発見があった!』というお声をいただきました。
(資料2:こども宅食の事例 やんちゃまファミリーwith)
そして、最後に宮崎県三股町社会福祉協議会でみまたん宅食どうぞ便事務局をされている松崎氏も加わり、『こども宅食の実例と課題解決』というテーマでパネルディスカッションを行い、参加者の皆さんから届いた質疑に対する各登壇者の意見交換を行いました。参加者の皆さんからその場で多くのご質問をいただき、内容の詰まった濃いディスカッションとなりました。
第2部では、こども宅食応援団事務局の原水より、『こども宅食の家庭訪問時のポイント』について説明がありました。
こども宅食において、重要となる各家庭への配送時の見守り活動ですが、その方法やプロセスにおいては複雑な点が多くあります。注意事項やキーポイントを交えながら訪問の場面ごとに説明がありましたので、これまで課題を抱えていた参加者の皆さんには解決への一助となったのではないでしょうか。特に、『傾聴』の重要性については、力強く述べられており、よく理解していただけたかと思います。
(資料3:こども宅食の家庭訪問時のポイント)
最後に第3部では、京都府向日市にてこども宅食に取り組んでいる一般社団法人FutureCreatioN代表理事の森氏より、『こども宅食におけるLINEの活用法』について説明していただきました。
公式LINEアカウントの各種機能の紹介とこども宅食における活用実例について説明があり、これまでLINEを活用していなかった参加者の皆さんや、簡単な配信機能の活用のみにとどまっていた参加者の皆さんからは、『実際に利用してみたいと思った』『宅食だけではなく、他の事業にも活用できそう』等、様々な感想が寄せられました。今後、少しでも多くの実施団体に便利なツールであるLINEを導入・活用していただければと思っています。
(資料4:こども宅食でのLINE活用セミナー)
公式LINEアカウントについて、もっと基本的な内容が知りたい!という方はこちら!
今回の全国オンライン勉強会はこのような内容で実施しました。勉強会後に行った参加者向けのアンケートでは、次のような感想が多く寄せられました。ありがとうございます!
・今回のような勉強会をもっとたくさん実施してほしいです。
・新しい知識を得ることができて良かったです。
・こども宅食の有用性を確信しました。
・まだこども宅食には取り組んでいないため、具体的なイメージを欲していましたので、事業のアウトラインが掴めて良かったです。
こども宅食を開始して間もない団体や今後始めたいと検討している団体では、事業運営や継続実施することの課題など、様々な不安があるかと思います。また同時に、こども宅食を継続的に実施されている団体では、また異なった課題に直面されていることでしょう。
そのような課題を少しでも払拭できるように、こども宅食応援団では実施団体のニーズにお応えして、今後も全国及び各地方での勉強会や交流会の実施、各種運営サポート等を行ってまいります。
<オンライン勉強会で使用した資料まとめ>
資料1:こども宅食事業とは
資料2:こども宅食の事例 やんちゃまファミリーwith
資料3:こども宅食の家庭訪問時のポイント
資料4:こども宅食でのLINE活用セミナー
資料5:訪問時のポイント質疑部分資料
こども宅食応援団の活動は、ふるさと納税を用いたクラウドファンディングで集めています。ご支援どうぞよろしくお願いします!
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