2025年も、様々な皆さんとご一緒に活動してまいりました。
全国でこども宅食を実施する団体の皆さん、いつも応援してくださる皆さん、関心を寄せてくださるすべての皆さん。こども宅食応援団を支えてくださり、本当にありがとうございました。
「こども宅食」に関心を寄せてくださるお一人ひとりの想いが、全国の子どもたちとその家族に「ひとりじゃない」という確かなぬくもりを届けてくれました。
この一年を、数字とエピソード、そして現場の声とともに振り返ります。
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――2025年4月、こども宅食応援団佐賀事務所が、佐賀市西魚町に移転しました
昨年、こども宅食応援団は悲願でもあった全国47都道府県での実施を達成しました。
そして2025年は、34,191世帯※の子育て家庭へ支援を届けることができました。※2025年12月末時点
この活動を支えているのは、全国各地でこども宅食を実施する約300の団体の皆さんです。
地域に根ざした団体が、それぞれの現場で家庭に寄り添い、食品の提供にとどまらず、「声を聴く」「つながり続ける」支援を積み重ねてきました。この広がりは、支援者・寄付者のみなさまの継続的な応援なくしては、決して実現できなかったものです。
全国のこども宅食実施団体は、こちらから検索いただけます。https://hiromare-takushoku.jp/activity/
近年、虐待死や乳幼児遺棄といった痛ましいニュースが後を絶ちません。
背景には、困窮・孤立・病気など、複数の課題を抱えながら、誰にも頼れずに出産・子育てを迎える家庭の存在があります。
こども宅食応援団では、こうした産前産後の不安を抱える家庭を支えるため、2023年度より「こども宅食 赤ちゃん便」に取り組んできました。ミルクやオムツなどの物資支援に加え、定期的な訪問や対話を通じて、「相談できる人がいる」「見守られている」という安心感を届けることを大切にしています。
本年4月からは、佐賀市こども家庭センターからの委託を受け、佐賀市と連携した「こども宅食赤ちゃん便」の実施が始動。こども家庭センターの事業として、赤ちゃん便を実施することは、佐賀市が全国ではじめての取り組みとなります。

「ミルクもオムツも高く、大人の食費を削りながらの生活でした。初めての子育てと体の変化、不安ばかりの日々の中で、身近に相談できる人がいることが、どれほど心強かったか分かりません。前向きな気持ちで子育てができるようになりました。」
こども宅食 赤ちゃん便は、命を守るための「産前から継続した支援」として、今後もより一層力を入れていきます。
「こども宅食 赤ちゃん便」の取り組みはこちらhttps://hiromare-takushoku.jp/2025/11/14/10219/
メディア露出はこちら https://hiromare-takushoku.jp/2025/12/05/10342/
2025年の夏は、物価高に加え、米の価格高騰や米不足が深刻化しました。
給食のない夏休みは、困窮する子育て家庭にとって、特に厳しい時期です。
こども宅食応援団は、他団体と連携し、「夏休み給食便 ~政府備蓄米でこどもたちを支える~」を実施しました。全国約1.2万世帯へ、政府備蓄米12トンをはじめとした食品を届ける緊急支援です。
7月2日に行った記者会見には多くの報道関係者が集まり、「見えにくい夏の貧困」への社会的関心の高まりを実感する機会となりました。

メディア露出はこちら https://hiromare-takushoku.jp/2025/08/28/9886/
こども宅食応援団が大切にしているのは、困っている人が声を上げなくても、支援が届く社会です。
「困っていても、助けてと言えない人がいる」
「必要な支援が、必要な人に届いていない現実がある」
こうした社会課題を多くの方と共有するため、「孤立を生まない社会をつくる」キャンペーンを、記事と公式Xで実施しました。
支援は、特別な誰かのものではありません。「多様な人が手を携えることで、社会は変えられる」というメッセージを発信し続けた一年でした。
ぜひXで「#孤立を生まない社会」と検索してみてください。
特集開始の記事はこちら https://hiromare-takushoku.jp/2025/12/16/10459/
「どんなことでもいいので、気持ちを話してほしい。勇気を出して相談したことで、状況が良くなった方を、私はたくさん見てきました。話を聴くことしかできなくても、心に寄り添うことはできます。母さんの心が満たされることが、家族全体の支えにつながると信じています。」
この言葉は、長崎で活動する一般社団法人 ひとり親家庭福祉会ながさき 事務局長の山本倫子さんがインタビューで聞かせてくださった想いです。
全国の現場では今日も、「孤立を生まない」支援が続いています。

小児科医・ふらいと先生に、こども宅食応援団 理事の本間がインタビューを行いました。
ふらいと先生「“困っているのはあなたのせい”ではなく、科学的根拠をもとに社会の仕組みを変えていきたい。声を上げなくても守られる社会をつくりたいです。」
本間「“お裾分けを持って来たよ”という関わりって、本来すごく自然な、人が人に話しかけるときの当たり前の営みだと思うんです。根っこには、“人が人に関わる”という、とても根源的なものがあると感じています。」
ほかにも、以下のみなさんにインタビューさせていただきました。
・認定NPO法人スチューデント・サポート・フェイス 代表理事 谷口仁史さん
・医療法人財団足立病院 理事長/京都こども宅食プロジェクト代表 畑山博さん
・小児科医「ふらいと先生」こと今西洋介さん
記事は「こども宅食応援団の理念」ページに掲載しています。
https://hiromare-takushoku.jp/about/philosophy/

長年応援してくださっているTestosteroneさん、作家・水野敬也さんからも、心強いエールをいただきました。(一部抜粋)
Testosteroneさん
「見て見ぬふりをせず、手を差し伸べ、声をかけ、行動で支える——それが大人の責任です。そして、その行動こそが子どもたちに『あなたはひとりじゃない』と伝える力になります。」
水野敬也さん
「支援を“こちらから届ける”という発想で扉を開いた姿勢は、現代のアンパンマンのようだと感じます。」
こうした応援の言葉が、活動を続ける大きな力になっています。
応援コメントはこちら https://hiromare-takushoku.jp/supporters/
2025年、こども宅食応援団がここまで歩んでこられたのは、全国約300の団体のみなさんと、一緒に取り組んできたからこそです。
そして、支援者・寄付者のみなさま一人ひとりの存在があったからです。
こども宅食が届けているのは、食べ物だけではありません。
「あなたはひとりじゃない」というメッセージです。
来年も、さらに多くの家庭へぬくもりを届けられるよう、引き続きご支援いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
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