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2024.10.09

「居場所の解剖学」に駒崎が登壇しました!#8.「アウトリーチ」から考える人の居場所

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今年、居場所の条件を探る町「コミュニティデザインラボ(三股町社会福祉協議会)」と居場所を応援する団体「認定NPOこども食堂支援センター むすびえ」の共催で、全9回にわたり行われている、多様な居場所が増える地域をつくるための学びの場「居場所の解剖学」。

2024年8月8日(木)に実施された回にて、一般社団法人こども宅食応援団 代表理事の駒崎弘樹が「“アウトリーチ” から考える人の居場所」をテーマに、登壇しました

居場所の解剖学とは

宮崎県三股町で活動しているコミュニティラボ(三股町社協)が、2022年度 休眠預金事業通常枠「地域の居場所のトータルコーディネート事業-官民協働で暮らしの安心を創造する-」に応募し、実施団体の1つとして採択されたことからはじまりました。

休眠預金事業通常枠「地域の居場所のトータルコーディネート事業」は、むすびえが休眠預金の資金分配団体となり、誰もがごきげんに暮らせる地域づくりを実現することを目指しています。

居場所の解剖学は、その事業の一環として、地域に多様な居場所を増やすべく、居場所を運営している・したいと考えている人、または居場所のコーディネーター等が考える居場所の機能を、みんなで探りながら可視化していきたいという思いの元で企画されました。

詳細は公式noteをご覧ください:https://note.com/ibasho_kaibogaku/n/n868d1e1f4a22

これまで開催された居場所の解剖学レポート

駒崎が登壇した日は、全9回のイベントの8回目で、これまで登壇された居場所づくりのトップランナーの皆さま、最終回のこども食堂「むすびえ」代表の湯浅さんの前の回での登壇です。

過去のレポートをご覧になりたい方は、こちらから。

第1回レポート/居場所の法則(仮説)
厚生労働省重層的支援体制整備事業 国研修企画委員の室田 信一さん
テーマ:「支える」という視点から深掘り

第2回レポート
株式会社ここにある 代表取締役 / 場を編む人 藤本 遼さん
テーマ:「交流」から考える人の居場所

▷第3回レポート
兵庫県立人と自然の博物館の研究員 福本 優さん
テーマ:環境や建物など「場」から考える人の居場所

▷第4回レポート
ひと・ネットワーククリエイター/広場ニスト 山下 裕子さん
テーマ:「偶然性」から考える人の居場所

▷第5回レポート
生活介護事業所 ぬか つくるとこ代表 中野厚志さん
テーマ:ユニークから考える人の居場所

▷第6回レポート
情報・システム研究機構 統計数理研究所 医療健康データ科学研究センター特任准教授、一橋大学 経済研究所 客員教授 岡 檀(おか まゆみ)さん
テーマ:「生き心地」から考える人の居場所

▷第7回レポート
九州大学大学院人間環境学研究院専任講師 社会福祉士の田北雅裕さん
テーマ:「デザインから考える人の居場所

「アウトリーチ」から考える人の居場所

第8回は、「”アウトリーチ”から考える人の居場所」をテーマにした解剖トーク。導入のゲストトークにて、駒崎からは、こども宅食応援団が日本全国へ広げようと活動している「こども宅食」のスキームや特徴などが述べられました。

こども宅食は、困りごとを抱えたご家庭へ定期的に食品を届けながら、安心できるつながりを緩やかにつくり、必要な支援へつなげる事業で、私たちは、「アウトリーチ」手法のひとつとして取り組んでいます。この場合のアウトリーチとは、困りごとを抱える人が助けを求めに来てくれるのを待つだけではなく、自分たちから出会いに行く、あるいは偶然の出会いのようなきっかけをつなぎ合わせていくことを意味しています。

後半の、「こども宅食で取り組むアウトリーチとは?」をテーマにした解剖トークでは、そのアウトリーチと「居場所」という概念の関係性について、三股町社会福祉協議会で実施しているこども宅食「みまたん宅食どうぞ便」を立ち上げたコミュラボの松崎さん、むすびえの小島さん、グラフィックデザイナー・平野さんとともに、深堀りして”解剖”するトークが展開されました。

「居場所の解剖学」noteはこちらから

続きのレポートは、「居場所の解剖学」のnoteをご覧ください。
https://note.com/ibasho_kaibogaku/n/ne8932dcfbec3

 

【こども宅食応援団】

こども宅食応援団は、2018年にこども宅食の普及活動を始め、設立5周年を迎えた今、実施団体は約231まで拡大しました(2024年9月末時点)。「親子の身近で、困りごとや状況の悪化に気づき、伴走する人を増やしたい。」地域や業界を超え、その想いに共感する皆さんと協働することで「孤立を生まない社会」を目指しています。

>>こども宅食応援団のふるさと納税はこちらから

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