こども宅食応援団 5周年親子のつらいを
見逃さない社会へ

「こども宅食」を全国に広げるために活動するこども宅食応援団は、設立5周年を迎えました。

4団体から始まった活動は少しずつ共感を呼び、仲間が増え、2023年末には、実施団体数は193団体にまで拡大しました。

親子の近くで暮らす人々が、そっと寄り添い、つながり、声をかけあい、どんな人も「誰かに頼っていいんだ」と、思える。

そんなふうに、すべての子育て家庭のとなりにたくさんの「ぬくもり」が溢れる未来を目指していきます。

※こども宅食応援団は、認定NPO法人フローレンスグループであり、連携しながらこども宅食の全国普及に取り組んでいきます。

こども宅食とは

こども宅食は、困りごとを抱えたご家庭へ
定期的な食品のお届けきっかけに、つながりをつくる取り組みです。
ご家庭を見守りながら、様々な支援につないでいきます。

つながる

食をきっかけにすることで、支援を受ける抵抗感がなくなります

みまもる

訪問者との関係が少しずつ深まり、気軽に相談できるようになります

つなげる

家庭の状況や困りごとに合わせて必要な支援につながることができます

こども宅食応援団の役割

こども宅食応援団は、こども宅食が全国各地で行われるよう、様々な活動を実施しています。

  • こども宅食の立ち上げ支援

  • 国や企業からの
    資金・物品の提供活動

  • LINE等を活用した
    運営相談・情報提供

  • 現場の意見をふまえた
    国への提言活動

  • 勉強会や
    ノウハウの提供

  • 全国の取り組みの
    発信・広報活動

こども宅食の広がりと実績

こども宅食応援団は、全国で地域づくりや親子の支援に関わるみなさんに、
「食」をきっかけにつながる「こども宅食」の効果や必要性を知ってもらい
同じ思いで活動する仲間を、全国に増やしていきたいと考えています。

こども宅食を実施している都道府県

46

都道府県

こども宅食の実施団体

238

団体

実施団体が支援している世帯

30,436

世帯

こども宅食を実施している都道府県

46

都道府県

こども宅食の実施団体

238

団体

実施団体が支援している世帯

30,436

世帯

※数字は2024年10月末時点

History

  • 2018

    一般社団法人こども宅食応援団 設立

  • 2019

    佐賀県で、こども宅食に関する助成事業を立ち上げ、県内2団体に対して助成決定

    第1回「こども宅食サミット」開催!全国のこども宅食事業者、自治体関係者、与野党議員、有識者等約100名が参集

  • 2020

    コロナ禍で困窮する家庭をサポートするため「新型コロナこども緊急支援プロジェクト」を開始

    こども宅食実施団体への助成や新規団体を立ち上げ

    こども宅食が厚労省補助事業「支援対象児童等見守り強化事業」の対象に!本事業の実施を検討している自治体・団体向けのオンライン勉強会を開催

    政府備蓄米のこども宅食への提供開始

  • 2021

    第2回「全国こども宅食サミット」開催。2日間で延べ130名が参加

    農林水産省からこども宅食に提供される政府備蓄米が最大年1.2トンに拡大

    「こども宅食」緊急支援プロジェクトとして、こども宅食を実施している全国28箇所の児童家庭支援センターへ資金助成

    「こども宅食の導入と実践のための全国オンライン勉強会」を開催

  • 2022

    大手食品卸・食品メーカーと協働し、全国の子育て家庭に食品を届ける「こどもフードアライアンス」がスタート

    厚労省補助事業「ひとり親家庭等の子どもの食事等支援事業」受託し、全国のこども宅食団体への助成事業を実施

    社会福祉協議会向け全国オンライン勉強会を実施

  • 2023

    「親子の支援を語ろうキャラバン」全国10ヵ所で開催

    ローソン、東北3県の地域団体と連携して「地域連携型フードドライブ」のトライアルを実施

    厚労省補助事業「ひとり親家庭等の子どもの食事等支援事業」受託、全国のこども宅食実施団体への物資サポート事業を実施

    こどもフードアライアンスの支援規模拡大

    佐賀県で、「赤ちゃん宅食」事業のトライアルが開始

    令和5年度佐賀さいこう表彰(自発の地域づくり・協働部門)受賞

こども宅食応援団
メンバーインタビュー

こども宅食応援団に長く携わるメンバーに、どのような思いで活動しているか、5年間を振り返る座談会を行いました。

記事はこちら

こども宅食を通して描く未来

こども宅食応援団は、全国各地でこども宅食を実施する団体の皆さんをはじめ、
応援してくださる企業各社、寄付者の皆さんと一緒に活動しています。
みなさんに、こども宅食を通して、どのような未来を描いているかのコメントをいただきました。

笑顔の親子であふれる社会になることを願っています。様々な理由で「つらい」と言えない親子に、あたたかな手を差し伸べる社会になりますように。

寄付者さん

こども達がフードロスや善意で頂いた食材等に触れ、食に対する知識や文化を深め、健康に育ち、いずれ社会に貢献する人財となる未来を描いています。こども時代「あの時声かけてもらったな。新しい食材をもらってレシピを見ながらわいわい料理したな」と思い出してもらい、世帯が大変な状況を乗り越え、心身共に健全ですごせる社会になればと願っています。

宮崎県三股町 みまたん宅食どうぞ便

明治グループは「人を育む」「社会を支える」「地球を未来につなぐ」という3つのテーマで社会貢献活動を展開しています。こども宅食応援団と一緒に、一人でも多くのこども達が笑顔になれるよう、これからも取り組んで参ります。

明治ホールディングス株式会社

映像制作自体が社会貢献につながる、こども宅食応援団の動画に携わることができてとても光栄でした。企業とソーシャルセクターなど、つながるところがつながれば、やれることってまだまだあるなと感じました。社会のパラメータをほんの少し変えるだけでも、もっと良い社会をみんなで作っていけると感じます。

The Creation HUB

日々の活動で、支援が必要な子育て家庭ほど、必要な支援が届かないことに歯がゆさを感じています。そんな支援を必要とする子育て家庭に、食品と一緒に情報や希望を届け、生まれ育つ環境に関わらず、全ての子ども達が自分の将来に希望を持てる社会を実現したいです。

東京都足立区 あだち・わくわく便

すべての子どもたちが、夢を持って堂々と社会に出ることができる未来になりますように。

寄付者さん

「こども宅食を通して描く未来」と聞いて、ふと浮かぶのは、誰も孤立することのない社会かな~と思いました。お礼の言葉が届くたびに、待っててくれてるんだな、と感じます。毎回必ず、きちんと作って届けてくれるスタッフに感謝です。手渡す時等の子どもたちの笑顔や、お母さんたちのホッとした表情が何よりのご褒美です。

香川県小豆郡小豆島町・土庄町
子ども宅食「くさかべんち」「ポコアポコ」

どんな家庭でも、楽しい食事ができるよう。声を上げづらい人にも届きますよう、願っています。

寄付者さん

笑顔の親子であふれる社会になることを願っています。様々な理由で「つらい」と言えない親子に、あたたかな手を差し伸べる社会になりますように。

寄付者さん

こども達がフードロスや善意で頂いた食材等に触れ、食に対する知識や文化を深め、健康に育ち、いずれ社会に貢献する人財となる未来を描いています。こども時代「あの時声かけてもらったな。新しい食材をもらってレシピを見ながらわいわい料理したな」と思い出してもらい、世帯が大変な状況を乗り越え、心身共に健全ですごせる社会になればと願っています。

宮崎県三股町 みまたん宅食どうぞ便

明治グループは「人を育む」「社会を支える」「地球を未来につなぐ」という3つのテーマで社会貢献活動を展開しています。こども宅食応援団と一緒に、一人でも多くのこども達が笑顔になれるよう、これからも取り組んで参ります。

明治ホールディングス株式会社

映像制作自体が社会貢献につながる、こども宅食応援団の動画に携わることができてとても光栄でした。企業とソーシャルセクターなど、つながるところがつながれば、やれることってまだまだあるなと感じました。社会のパラメータをほんの少し変えるだけでも、もっと良い社会をみんなで作っていけると感じます。

The Creation HUB

日々の活動で、支援が必要な子育て家庭ほど、必要な支援が届かないことに歯がゆさを感じています。そんな支援を必要とする子育て家庭に、食品と一緒に情報や希望を届け、生まれ育つ環境に関わらず、全ての子ども達が自分の将来に希望を持てる社会を実現したいです。

東京都足立区 あだち・わくわく便

すべての子どもたちが、夢を持って堂々と社会に出ることができる未来になりますように。

寄付者さん

「こども宅食を通して描く未来」と聞いて、ふと浮かぶのは、誰も孤立することのない社会かな~と思いました。お礼の言葉が届くたびに、待っててくれてるんだな、と感じます。毎回必ず、きちんと作って届けてくれるスタッフに感謝です。手渡す時等の子どもたちの笑顔や、お母さんたちのホッとした表情が何よりのご褒美です。

香川県小豆郡小豆島町・土庄町
子ども宅食「くさかべんち」「ポコアポコ」

どんな家庭でも、楽しい食事ができるよう。声を上げづらい人にも届きますよう、願っています。

寄付者さん

こども宅食応援団は5周年を迎え、今は全国約200の団体さんで実施されるまで広がっています。
ここまで一緒に活動してきた実施団体の皆さん、応援してくださる企業各社、
寄付者の皆さん、本当にありがとうございます!

コロナ禍を経て、人と人とのつながりが薄れ、子どもたちを取り巻く環境が大きく変化しました。
困りごとを抱えながらも、誰にも気づかれず、孤立していく家庭が増えている今、
私たちから家庭に出向いて、直接支援を届けていくことが求められています。

そのために、私たちは地域や業界を超えた、多様な人々と協働し
こども宅食の全国普及、そして多様なアウトリーチ支援の創出に取り組んでいきます。

孤立を生まない社会を創るために。
こども宅食応援団は、これからもみなさんとともに歩んでまいります。

こども宅食応援団 代表理事
認定NPO法人フローレンス会長

駒崎 弘樹

親子のSOSが見えない社会の中で、
私たちは、これからも様々な人々と協働し、
「多様なアウトリーチ支援」を生み出していきます。

皆が出来ることを少しずつ持ち寄れば、
人を、まちを、きっと社会を変えることができる。
今日を生きるこどもたちのために、
ともに「孤立を生まない社会」を創りましょう!

こども宅食応援団 公式サイト